場の構想から実現まで伴走する建築事務所KURUでは、この度事務所の隣にあるテナントをお借りして、新たに場の運営事業に挑戦することになりました。
KURUTOがどんな場所になるのか。詳細は、前回の月報#00をご覧ください。
JOURNALでは、オープンまでの道のりや計画の進捗状況を、毎月一度の月報形式でお届けします。
ぜひ、お楽しみください。
今月のトピック
・社内打合せでの葛藤
・工事現場での忘年会
・KURUTO STOREの準備
(リサーチ、本屋さんになるには?、酒屋さんの始め方)
社内打合せでの葛藤
現在、社内では毎週2回、「デザイン打合せ」と「進捗打合せ」という形で、KURUTOについての議論を深めています。
クライアント様のいない、メンバー全員参加の社内プロジェクトということもあり、議論は良くも悪くも広がり、デザインが進んだり戻ったりを繰り返す日々です。それでも、社内のあらゆる場所でKURUTOをテーマにした話し合いが自然と生まれ、「どんな形が理想なのか」を真剣に考え続けています。
自分たちで意思決定を行うプロジェクトだからこそ、議論はどこまでも深めることができますが、一方で「決める」ということの難しさを痛感しています。その中でメンバーそれぞれの考え方に触れたり、「KURUらしさって何だろう?」と問い直したりする時間は、これからのKURUの基礎を築く、かけがえのないひとときだと感じています。
少しずつ、でも確実に。みんなで未来をつくるプロジェクトを進めています。
KURUTOの工事現場でKURU忘年会2024を開催
今年のKURU忘年会は、特別な趣向で行いました。例年はクルのオフィスにて、日頃お世話になっている方々をお招きして食事会を開いていましたが、今回はKURUTOの構想発表会を兼ね、KURUTOの工事現場での開催となりました。
会場の飾り付けは、KURUTOの隣に入居されているbulbusの谷井さんにお願いし、空間全体に温かみのある雰囲気が漂いました。料理は、以前もケータリングをお願いしたWine bar buildの佐貫さんが手掛けてくださり、季節に合った特別なメニューで皆様をおもてなししました。
当日はスライドショーを用いて、KURUTOの構想や模型、パース、コンセプトなどを皆様にお披露目しました。約80名の方々にご参加いただき、直接お話を伺う中で、私たち自身も多くの刺激を受け、新たな視点を得る貴重な機会となりました。
KURUTOを実現するプロセスを、皆様と共に歩んでいることを感じながら、メンバー一同、改めてKURUTOへの想いを深めることができました。この場をお借りして、ご参加いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
KURUTO STOREの準備
店舗運営のリサーチを兼ねて、様々なお店にお伺いし、お話を伺っています。「お店を始めるんですが、何もわからなくて」と正直にお伝えすると、どのお店の方も温かくアドバイスをくださり、その親切さに感謝の気持ちでいっぱいです。
KURUTOでは、想いを込めてつくられたお酒を取り扱いたいと考えています。そのために必要なのが、酒類販売免許です。この免許は、一般消費者や飲食店などにお酒を販売するためのものです。コンビニやまちの酒屋さんも、この免許を取得してお酒を販売しています。免許の取得には、販売場所の要件や経営基盤の整備などが必要です。これらの要件を満たすために、私は「酒類販売管理研修」を受講してきました。お酒の管理方法や販売方法などについて、改めて学び、知っていることもあれば、そうだったんだ!と気づくこともあり、良い学びになりました。これからもKURUTOで、お客様に素晴らしいお酒を提供できるように手続きを進めてまいります。
また、本の販売も予定しているため、取次店さまとの打合せも進めています。本屋さんで新刊を仕入れる場合、取次店からの仕入れが必要になりますが、近年では小規模書店向けのサービスが増え、個人でも本屋を始めやすい環境が整いつつあることを知りました。こうした仕組みの存在に驚くとともに、建築とは異なる業界の仕組みに触れることができるのは、運営事業を始めたからこその楽しみでもあります。
店舗オープンの際には、メンバーそれぞれが選んだセレクト本が並ぶ予定です。どんなラインナップになるのか、どうぞお楽しみにお待ちください!
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