Think about KURU -KURUのビジョンとバリューを深掘りしてみました-第2回 5つのバリューを体現した先に見据える未来 前編

2022年の1月、KURUが半期に一度メンバーに向けて開催している経営報告会にて、KURUの新たなビジョンが発表されました。
今回深掘りするバリューはその後の2023年にビジョンに近づくための行動指針として制定されたものです。

VISION
あなたの場と想いをデザインの力で長く愛されるカタチにする

VALUE
1. 本質を捉える
2. チームでつくる
3. チャレンジし続ける
4. 熱中する
5. フェアに関わる

本連載では、KURUのVISION・VALUEについて深掘りし、KURUについて詳しく知っていただける機会にできればと思います。

第2回の今回は、第1回に引き続き、弊社CEO水谷へ、バリューに込めた想いや考えについてインタビューしました。
5つあるバリューのうち、「本質を捉える」、「チームでつくる」について深掘りします。

目次

1.会社として大切にしたい価値観を言語化する
2.「本質を捉える」私たちの使命は、想いに触れ、想いをカタチにすること
3.「チームでつくる」チームで称え補い合い、最高のパフォーマンスを

会社として大切にしたい価値観を言語化する

ーバリューを策定するに至った経緯について教えてください。

このバリューは、2022年にビジョンを策定した後、約1年半かけて私が作ったものです。
思い返してみると、当時のKURUは、各々が目の前の仕事に追われ、どちらかと言えば社内ではネガティブなコミュニケーションが多かったように思います。

前代表の水谷から私と尾芝が会社を引き継ぎ、会社の体制が変化する中で、メンバー内でも戸惑いがあったことは確かです。
そんな状況を打破するために、普段仕事をしていく上で、会社として大切にしたい価値観を言語化し、ビジョンを実現するための具体的な行動指針が必要だと感じました。

VALUE
1. 本質を捉える
2. チームでつくる
3. チャレンジし続ける
4. 熱中する
5. フェアに関わる

この5つのバリューは、私自身も大切にしている価値観に基づいています。
とてもシンプルで当たり前の内容なのですが、メンバーに毎日意識してほしいというよりは、このバリューによってひとりひとりのスタンスのズレがなくなればと思っています。

年に2回開催している経営報告会では、バリューを体現できたメンバーを表彰しています。
KURUの人事評価では、経験や技術力の高さではなく、バリューをどれだけ体現できているかを基準にしています。

ーここからはそれぞれのバリューについての想いを聞いてみました。

「本質を捉える」 私たちの使命は、想いに触れ、想いをカタチにすること

デベロッパーで働いてた時から感じていたことなのですが、世の中には深く考えられずつくられたものが多いように思います。

本当にそこにあるべきものなのか、誰のため、何のために作られたのか…
もしKURUに相談してもらえていたら、より価値のあるものができたかもしれないなと思うこともしばしばあります。

だからこそKURUは、ビジネスとデザインの領域を横断しながら、クライアントさまにとっての最適を提案できる会社でありたいと思っていますし、
成果物として生み出される「場」が、独自性や社会性、経済性を包含する場になればという想いで日々奮闘しています。

そうしたクライアントさまにとことん向き合う仕事は「本質を捉える」というところから始まると思います。
具体的な言葉で表現するならば、「クライアントさまの潜在的な想いに触れる」ということです。

人の想いに触れたいと思うようになったのは、学生時代に海外でさまざまな人と出会い、各々が意思決定をするまでのストーリーに面白さを感じたことがきっかけです。

クライアントさまのご要望や抱える問題は、その裏側にある想いを引き出すことで、より明確にかつユニークなものになっていきます。

なぜそう思うのか?なぜそのオーダーなのか?なぜそのプロジェクトを遂行するのか?
時に本当にその場が必要なのかということさえも一緒に考えることができるくらい、チームの一員として徹底的に寄り添うことのできる会社でありたいです。

設計チームのメンバーが、クライアントさまの想いを汲み取り、
細部のディティールまで考え抜く姿はまさに「本質を捉える」というバリューを体現してくれているなと感心しています。

クライアントさまの想いをカタチにすること。これが私たちの最大の使命だと思っています。

「チームでつくる」 チームで称え補い合い、最高のパフォーマンスを

組織に属しているか否かにかかわらず、仕事をする時に「チーム」を意識することは多いのではないでしょうか。

これまでの過去を思い返してみても、常に私は「チーム」を意識していたように思います。
チームスポーツを経験した学生時代。
デベロッパー時代にも、お互いの得意、不得意を理解し補い合いながら、会社に貢献するために奮闘していました。

メンバーにいつも伝えていることは、「お互いを称え補完し合い、楽しみながらチームで最高の場づくりをしよう」ということです。
ここでいう「チーム」とは会社全体を指す言葉であることはもちろん、普段仕事を共にする業務委託パートナーや、クライアントさまなど場づくりに関わる全ての方々を指します。

あるプロジェクトをご一緒した方から、「また一緒に仕事をしたい」と言っていただいたことがありました。
多方面からさまざまな方に関わっていただいたプロジェクトで、担当の企画チームのメンバーが楽しみながらも苦慮していることは一番近くにいた私も感じていたことでした。

そのような状況の中でもチームづくりを主体的に行ってくれ、その結果としてまた一緒に仕事をしたいと思っていただけたことが私にとっては何よりも嬉しい出来事でした。

外部からゲストをお呼びして交流できる場を設けたり、社内で個人が購入した本をシェアし合ったり、
建築を語り合う会を開催するなどさまざまな取り組みを行うのも「チームでつくる」を意識してのことです。

単純にメンバーの個性を知ることができるのは楽しいですし、各々の個性や価値観を受け入れ、それをシェアすることで、
「個性」が「集団的知性」となり、クライアントさまに還元できる状態になればと思っています。

最近は特にチームが広がっていく感覚があり、私自身もわくわくしています。

今回は「本質を捉える」、「チームでつくる」2つのバリューについて深堀りしてみました。

水谷や尾芝が伝えていることは、バリューを策定する前から変わらないはずなのですが、
「バリューとして言語化したことで、少しずつメンバーの理解度が高まってきており、人数が増えてきた中でも、とても良いかたちで伝播している感覚がある。」と話してくれました。

KURUは、社内外関わらずあなたのチームの一員として、長く愛される場をつくるためにはどうすべきか、徹底的に考える会社であることをお約束します!

次回は「チャレンジし続ける」、「熱中する」、「フェアに関わる」3つのバリューについて深堀します。お楽しみに!

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